コロナ対策の検疫は?2020年4月10日状況+今のバンコク空港!

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はじめに

今のコロナ問題で日本帰国時の流れはどうなるんだろう?
入国条件は?どのくらいの時間で空港から出られるの?

2020年4月11日現在、まだ海外に滞在していてこれから帰国を予定される方、友人・知人がこれから帰国の予定で不安を抱いている方に情報展開したいと思います。

僕は2020年4月10日の朝に羽田空港に到着して入国手続きしましたので、その体験を記録しておきます。

現状の入国制限について

日本入国時の流れ(概要)

厚労省のHP(ホームページ)に入国時の流れの説明がありました。

厚労省のHPにある”水際対策強化の全体像”

実際に僕が体験した飛行機が日本の空港へ到着してからの流れを書きます。

  1. 飛行機内で必要書類(問診票、PCR検査同意書、国内待機場所や移動方法の申告)を記入
  2. 空港へ到着(今回は羽田空港)
  3. 一旦出発ゲートのエリアに集まる
  4. 検疫官から今後の説明を受ける
  5. 必要書類の記載内容確認(一人ずつ順番)
  6. PCR検査実施(別ゲートに繋がる通路で実施)
  7. 最初の集合ゲートと別ゲートで書類確認と検査結果についての説明
    待機場所が自宅でない場合、ここで止められてゲートにある椅子に待機となる
  8. 自宅待機と移動手段手配済みが確認された人のみ、”検疫済み”証明の紙をもらい、入国審査の手続きカウンターまで進む
  9. 入国審査(パスポートスキャンと顔写真認証)
  10. 荷物受け取り
  11. 税関審査
  12. 空港到着ロビー到着
  13. 手配した車等の乗り場所へ歩いていく
  14. 車に乗って自宅まで帰る

ちなみに入国時にこの検疫検査を受ける必要のある ”検疫強化対象地域” は下記の表の国です。僕が出張に行っていたタイもこの ”危険地域” に該当します。

検疫強化対象地域

すぐ入国出来る条件(検査結果待ち不要の条件)

下記の条件に該当する人は PCR検査 の結果を待たずに入国 し空港を出られます。
その条件とは、

  • 自宅での14日待機を予定している
  • 自宅までの移動手段が既に確保されている
    (レンタカー、家族の迎え、会社手配のチャーターバス等)

です。指定のホテル(帰国後の待機に利用可能なホテル。東横インやアパホテル)に待機する予定では 直ぐに入国はさせてもらえません 
到着後のゲートでの検疫官からの説明で知りました。後でホームページをよく読むと書いてありましたが。お役所ページは分かりにくいですね!

該当しない場合は、空港の待機施設で PCR検査 の結果が出るまで入国出来ません。
そうしないと、もし陽性であった場合にホテル内やホテル従業員にウィルスを拡散してしまう場合があるからでしょうね。

検査結果が出るまでは1、2日掛かると言われています。
現在帰国者全員検査していることもあり、検査数が多くなっているので時間が掛かると言われています。それまで空港で待機は本当にしんどいと思います。

<自宅待機にする事が可能な場合>
自宅待機としておく

<同居に年寄り・子供・働きに出ている家族がいる場合>
感染のリスクを考慮しホテル待機が良い場合でも、可能なら結果が出るまでの2日くらいを自宅待機にして、その後入国から14日後まではホテルに入るということにした方が良い

このように考えます。

待機、隔離の14日間の数え方

日本に到着して次の日から数えて14日間となります。

僕の場合、4月10日朝に羽田に到着しましたので、4月11日から14日間で24日までどこにも出られない事になります。ウィルス拡散の危険リスクを持っているのでしょうがないですね。

検疫終了、入国完了までの所要時間

実際に僕が検疫検査を行って荷物受け取りまでに 掛った時間は1時間半 でした。
全員 PCR検査 が始まった当初は6時間掛ったという話も聞きました。
日々帰国者も残り少なくなってきて時間短縮出来てきているのでしょうね。

<のりわんこ帰国状況>
日本到着日:2020年4月10日
到着時刻:5:10 AM
到着空港:羽田空港 (コード HND)

海外から日本へ帰国の際の検疫流れ(詳細)

僕はタイへ仕事で出張していましたので、バンコク空港(スワナプーム空港)から日本へ帰国しました。その詳細を書いていきます。

現在のバンコク空港

2020年4月9日のバンコク空港は人が殆んどおらず異様な感じでした。
僕は2000年から仕事でタイに行っており、スワナプーム空港の開港2週間前にも見学に行った事もあります。しかしこのような異様な光景は初めて見ました。

バンコク空港1 2020.04.09 バンコク空港2 2020.04.09

人はまばらにしかおらず、殆んどのカウンターは閉まっていました。

手荷物検査や出国審査も人が殆んどおらず並ぶ事無く出来ました。
通常では長蛇の列ができており、これを通過するだけで長いと30分くらい掛った事もありました。しかし今回は並ぶ事なく5分くらいで免税店エリアに着きました。

そこで見た光景も異様でした。

バンコク空港3 2020.04.09 バンコク空港4 2020.04.09

乳海攪拌(にゅうかいかくはん)というヒンドゥー教の天地創造神話を物語ったオブジェが名物・印象的なスワナプーム空港で、いつもは記念写真を撮る観光客でいっぱいですが、今回は一人居ただけでした。

その周りの免税店も閉まっており、ブランド品のお店も閉まり電気が消えラップを掛けて店仕舞していました。一部の化粧品・香水・お酒・タバコを売っている店だけ開いていました。

航空会社ラウンジもほぼ閉鎖されており、ミラクルラウンジしか開いていませんでした。
いつも良く利用している SQラウンジ (D7ゲート近く) や EVAラウンジ (Eゲート手前) も開いていません。残念!

また別途ラウンジの内部紹介をしていきます。

現状でも利用出来る開いているミラクルラウンジはプライオリティーパスでも入れるラウンジになります。説明はまた別途していきますね。

通常、航空会社ラウンジを使えるようになるには

  • ファースト・ビジネスクラスの乗客
  • 航空会社の上級会員

のどちらかが必要です。上級会員になる為の方法は こちらをクリック👉

飛行機フライトの状況でキャンセルが大量発生している状態を見たのは初めてだったので写真撮りました。東京行き以外は全てキャンセル表示でした。

大量キャンセル BKK 2020.04.09

記入が必要な書類

飛行機内でいつも貰う税関の書類に加え、今回は検疫の書類も配られました。
その書類には

  • 問診票
  • PCR検査同意書
  • 国内待機場所や移動方法の申告
  • 自宅住所、電話番号
  • 今回の入国に際して搭乗した便の座席番号(移動したかどうかも記載)
  • 14日以内に訪れた国、地域

を記載する必要があります。
これにより法的同意や、いざ陽性の場合に連絡や追跡が出来るようになってます。
手間ですが重要な事なのでしょうがないですね。

現在の羽田空港

羽田空港に着いたら、まずは飛行機を降りて、通常はイミグレーション(入国審査)のカウンターに向かうのですが、今回は経路が特殊で、通常は出発ゲートに使われている場所に誘導されました。

羽田到着直後ゲート 2020.04.10

この場所で検疫官の代表がマイクで全体連絡をして、今後の検疫手順について話がありました。
その後、滞在場所や移動手段が決まっている人から優先に順番に列になって、記載した書類の確認が行われました。

この関門を通過したら、次に通路に PCR検査 の検体採取をする場所を作ってあり、そこで綿棒のような物を鼻から突っ込まれて喉の粘膜を採取する検査をされました。
(通路に簡易的な仕切りが置かれ、4箇所の採取場所が作られていました。そこの椅子に座って検体を採取されました。)

検体採取が終わったら通路の先を進み、次の出発ゲートに行きます。
そこでまた列に並んで検疫官による審査と書類の確認を行います。

この列に並んいる時に外の状況を見ましたが、こんなに各ゲートに飛行機が駐機されている光景は初めて見ました。見えた範囲ではJAL、ANAの飛行機ばかり、、、の中にポツンとルフトハンザ航空の飛行機がありチョッと寂しい感じでした。

羽田駐機場 2020.04.10

話を戻しますが、このゲートの所で待機(滞在)場所とそこまでの移動手段を確認され、

  • 空港を出てから自宅へ行き、そこで待機を行う
    (最低限 PCR検査 陰性の結果が出るまで)
  • 自宅までの移動手段が既に確保されている

の2点が確認され、提出書類に明記されている場合に ”検疫OK、入国許可可能” となり、通常の入国審査と荷物受け取りのゲートに進んでいけるようになります。

もしこの確認で

  • 14日の待機場所にホテルを手配している、もしくはまだ決まっていない
  • その待機場所までの移動手段がまだ手配出来ていない、決まっていない

の場合はすぐの入国を許可されず、 PCR検査 の結果が出て陰性となるまでは空港内で待機となります。もし陽性の結果が出た場合は空港から医療施設へ搬送されます。
検査結果が出るまでに現状1〜2日掛かると言われています。
それまでは空港の施設で待機となっており、それが実際どういった場所なのかは不明です。
(僕は自宅待機として空港内待機とならなかった為、待機場所は見ていない)
僕が見た範囲では、すぐの入国を許可されなかった人はゲートの待合の椅子に座って待機されていました。この場所(通常は出発ゲートとなっている所)で結果出るまで待つのか?別の場所に後で案内されるのかは不明です。

”検疫OK、入国許可可能” となり、通過(入国)を許可された場合は検疫官からピンクの紙を渡されます。

検疫通過の証明書(ピンク紙)

これが ”検疫検査済、入国許可OK判定” の証明となり、入国審査のゲートに行くまで何度か確認・提示を求められました。通路の各地点に係の方がいて、検査漏れや抜けて入国しないように監視している感じでした。結構ちゃんとしていました、良かった。
日本の検査、検疫体制はズブズブ緩いみたいな情報もありましたが、現場の方々はしっかり水際を守ってくれています!頼もしいです!ご苦労様です!

また、いつもは検温や検疫の書類を提出する、入国審査直前のゲートでこのピンクの証明書を提示する必要がありました。(係の方が一人確認要員で居ました)
このゲート直前に現在のフライト状況の画面がありましたので写真撮りました。
バンコク空港で見たものと同様にことごとくキャンセルでした。当然。
映ってる範囲では台北行きだけ飛んでるようですね!

大量キャンセル HND 2020.04.10

無事に入国手続きを済ませ、荷物受け取りレーンに行き預け荷物を受け取ります。
ここまでに飛行機着陸から1時間半掛かっているので、荷物は既に全て回転レーンから降ろされ、客別にカートに乗せられていました。

羽田荷物受け取り 2020.04.10

カートには荷物取り間違いしないように便名と荷物持ち主の氏名(カタカナ)が書かれた紙が貼られていました。
また、荷物タグには ANA空港係員のメッセージ書きが付けられていました。全員のタグに付けれらている感じでした。ありがとうございます。

荷物タグ メッセージ

その後、税関審査のゲートを抜けて、やっと入国完了となりました。
そして会社で手配してもらっていた車の乗り場まで行き、無事に帰る事が出来ました。

チャーターバス

これから14日間、自宅の部屋で過ごす事になります。
こんな経験は初めてで、どうなるのか全く予想出来ないですが、ブログ、メール、YouTube、ゲーム、プラモ等々やっていきます。

2020.04.15 追記

本日、検査結果が連絡来ました。
詳細については こちらをクリック👉 

自宅待機中の食事記録を作りました。
有難や!御馳走様です!
記録のページリンクは こちらをクリック👉 

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